靴が履けるバンテージ!

11月1日から3日まで日本DLM技術者会主催のCDTセミナーを受講してきました。

CDTとは、リンパ浮腫のケアには複合的治療(スキンケア、圧迫療法、圧迫下での運動、リンパドレナージュ)が必要とされ、その複合的理学療法のことをCDTと言います。

 

今回は、圧迫理論、バンテージ、運動療法、抗がん剤、栄養学やスキンケアなど盛りだくさんの講習でした。

その中でも一番受けたかったバンテージ。フランス式のバンテージで靴が履けるという代物。

通常のバンテージなら足の指からぐるぐる包帯を巻いていくのでただでさえ腫れて靴がきつい状態なのに

履けるわけないですよね!この巻き方なら履けるんです。っていうか履けました!左の写真、実は私の脚なんですが、見ての通り、横についてるファスナーもほぼ上まで上げることができました。(汚い脚でごめんなさい。)これならズボンははけなくてもロングスカートを着てお散歩することも可能ですよね。


1週間ほどバンテージを巻いて、ボリュームを減らした後、弾性ストッキングで維持していきます。

なかなか敬遠されがちなバンテージですが、効果はあります。

でも、やっぱり見た目が気になります?・・・

左の写真に写っている複数の素材の包帯を使って巻いていきます。

右の写真の包帯がかなりのボリュームがあるのですが、浮腫の状態を良くするのには必要なんです。

見た目は悪いですが、そんなに不快感も感じることもなく動けましたよ!


でもバンテージを巻かなくても済むように日頃から気にかけて、むくみに気づいたら早めにケアすることが大事だと思います。